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2019-11-19から1日間の記事一覧

『極楽カンパニー』 - 定年でヒマを持て余していた男たちが始めた「開き直り」

「定年を扱った作品」の第五弾は、原宏一『極楽カンパニー』(集英社文庫、2009年)。会社べったりの生活に生きがいを感じてきた会社員にとって、定年とはいかなる意味を持つのでしょうか? ある意味、それは「生きがいの喪失」につながりかねません。この本…