経済小説イチケンブログ

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2020-11-10から1日間の記事一覧

『メゾン刻の湯』 - まろやかな極上の文章に綴られて

「個人商店を扱った作品」の第四弾は、小野美由紀『メゾン刻の湯』(ポプラ社、2018年)。東京・下町にある明治43年創業の昔ながらの薪で湯を沸かす銭湯「刻の湯」が舞台。銭湯でのお仕事内容、業界が抱える苦境、刻の湯で暮らしている「訳ありさん」たちの…