2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧
「下請け企業を扱った作品」の第五弾は、北沢 栄『町工場からの宣戦布告』(産学社2013年)。モノづくりの集積地である東大阪市が舞台。小さな電機部品メーカー「ダイア産業」(従業員70名)を営んでいる湊京太。創業50周年の節目の年、親会社やメインバンク…
「下請け企業を扱った作品」の第四弾は、池井戸潤『下町ロケット ゴースト』(小学館、2018年)。ずば抜けた開発力・技術力を有した中堅企業だと、下請け企業に関する一般的にイメージ-「親会社の言いなりになり、常に弱い立場に置かれてしまう」-とは異な…
「下請け企業を扱った作品」の第三弾は、江波戸哲夫『空洞産業』(徳間文庫、1998年)。1985年のプラザ合意以降、急速な円高が進み、人件費が高騰しました。そうした環境変化に対応するために、多くの日本企業は、海外で現地企業を創設したり、部品調達を海…
「下請け企業を扱った作品」の第二弾は、清水一行『系列』(集英社文庫、1995年)。日本の自動車メーカーはいわば「組立メーカー」。傘下に多くの下請け企業を抱えています。そうしたピラミッド型の組織のなかで、自動車メーカーは、下請け企業の株を20%以…