2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧
「農村を扱った作品」の第二弾は、上野遊『農村ガール!』(メディアワークス文庫、2018年)です。レストランに食材を供給するという大手企業「月見食品」。同社にあこがれ、就職できたことで、大喜びした大神 華。ところが、赴任先は秋田の山奥にある営業所…
人口の少子化と高齢化が急ピッチで進んでいる日本。その影響が最も顕著にあらわれている領域に、農村があります。そこでは、担い手不足、耕作放棄地の急増、限界集落の増加など、深刻な多くの問題が未解決のまま。「小規模性、低生産性、低収益性」といった…
「はじめて物語」の第三弾は、谷津矢車『蔦屋』(学研パブリッシング、2014年)です。今年のNHK大河ドラマは、『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』。横浜流星さん演じる主人公・蔦屋重三郎は、江戸時代の出版人。芸術家・作家の才能を発掘した「プロデューサー」…
「はじめて物語」の第二弾は、若山三郎『菓商 小説 森永太一郎』(徳間文庫、1997年)。エンゼルマークで知られている森永製菓。その創業者で、「キャラメル王」と称された森永太一郎の一代記。艱難辛苦の連続だった彼の生涯、後世に伝えられるべきさまざま…
新年あけましておめでとうございます。あなたにとって、2025年が良い一年になることを願いながら、おもしろい経済小説・お仕事小説の紹介を続けていければと思っています。今年もまた、午前9時から午後5時までは、「仕事+趣味」の時間と位置づけ、なにかを…