経済小説イチケンブログ

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2025-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『麻酔科医』 - 新人麻酔医・神山慧太の使命感と挫折感

「医師」を扱った作品の第二弾は、江川晴『麻酔科医』(小学館文庫、2011年)です。「手術患者に麻酔をかけて眠らせる」。麻酔科医に対する一般的なイメージは、そのようなところでしょうか。だからこそ、メスを握る医師が安心して難しい手術をやり遂げるこ…

『生命徴候(バイタルサイン)あり』 - アメリカで心臓カテーテルの最新技術を身につけた女性医師の数奇な物語

前回のテーマは研修医でした。その延長線で、今回は医師を扱った作品を六つ紹介したいと思います。 「医師」を扱った作品の第一弾は、久間十義『生命徴候(バイタルサイン)あり』(朝日新聞出版、2008年)です。アメリカで心臓カテーテルの最新技術を身につ…

『それでも、医者は甦る』 - 258回の「タイム・リープ」を通して… …

「研修医」を扱った作品の第三弾は、午鳥志季『それでも、医者は甦る-研修医志葉一樹の手術カルテ-』(メディアワークス文庫、2020年)です。研修医が一人前の外科医になるためには、通常、長い歳月をかけての努力、研修、現場での経験が必要になります。…

『コード・ブルー』 - 「ドクターヘリ」と「フライトドクター」

「研修医」を扱った作品の第二弾は、林宏司(脚本)、沢村光彦(ノベライズ)『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』(扶桑社文庫、2017年)です。どのような患者でも、必要とされるときは必ず行く。絶対に逃げない。「それがドクターヘリなんだ!」。大学…