経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

2026-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『宝くじが当たったら』 - 大当たりしたときのための「心の準備」に

「おカネ」を扱った作品の076F3128-DF5C-4F4F-9954-8175CDA9BF3D.png第二弾は、安藤祐介『宝くじが当たったら』(講談社文庫、2015年)。「もし一等が当たれば、〇〇をしてみたい!」 そのような一攫千金の夢を追い求めて、多くの人が宝くじにおカネを費やし…

『火車』 - クレジットカードの落とし穴

生きていくために不可欠なものに「おカネ」があります。キャッシュレス化が進み、現金を使わずに生活する人が増えてきたのは事実。しかし、銀行預金や電子マネーもまたお金の一形態。その重要性が低下しているわけではありません。おカネは、経済活動の潤滑…

『京都西陣なごみ植物店』 - 「植物の探偵」の場合

「お仕事いろいろ(3)」の第九弾は、仲町六絵『京都西陣なごみ植物店 「紫式部の白いバラ」の謎』(PHP文芸文庫、2017年)。園芸の専門学校を出て、京都西陣にある花屋「なごみ植物店」の店員になったばかりの和久井実菜。姉の花弥が店長を務めるお店の一…

『稲荷町グルメロード』 - 商店街再生アドバイザーの場合

「お仕事いろいろ(3)」の第八弾は、行成薫『稲荷町グルメロード』(ハルキ文庫、2021年)。東京から少し離れた田舎町「あおば市」。同市の「サンロードあおば・稲荷町商店街」が醸し出す雰囲気はもはや一昔前のもの。「ゾンビロード」と称されるほどにさ…