経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

作品紹介-4年目-126.図書館を扱った作品

『おさがしの本は』 - 本・図書館・司書のパワーと大切さ

「図書館を扱った作品」の第二弾は、門井慶喜『おさがしの本は』(光文社文庫、2011年)。入職7年目の図書館員和久山隆彦の視点で、N市立図書館が抱える問題点を浮き彫りにした連作短編集。「本探し」を軸にした五つの話を通して、本・図書館・司書のパワー…

『晴れた日は図書館へいこう』 - 図書館の現状 + 司書の仕事 + 本の魅力

「知の宝庫」と言われる図書館。2021年における公共図書館は3316。職員の内訳をみてみると、専任職員9459名、兼任職員1100名、非常勤職員13,629名、臨時職員4068名、委託・派遣14,516名となっています。地方自治体の財政の悪化に伴う人件費削減のあおりで、…