経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

作品紹介-4年目-128.書店を扱った作品

『昼田とハッコウ』 - 「二人三脚」で「町の本屋」を活性化! 

「書店を扱った作品」の第三弾は、山崎ナオコーラ『昼田とハッコウ』(講談社、2013年)。いとこであるとともに、小さい時から一緒に育てられ、25歳になった昼田実と田中白虹(ハッコウ)。ハッコウは、家業である「町の本屋・アロワナ書店」の店長。ただし…

『店長がバカすぎて』 - 書店員の心の内が赤裸々に! 

「書店を扱った作品」の第二弾は、早見和真『店長がバカすぎて』(ハルキ文庫、2021年)です。書店を舞台に、「店長・小説家・社長・版元の営業・客」といった、周りの人たちを、皆バカ呼ばわりしながらも、なぜか辞めようともしない女性書店員・谷原京子の…

『平台がおまちかね』 - 書店・書店員の悩みと誇り、いろいろ

ネットで本を注文するときは、本のタイトルを検索し、紹介記事を参考にしたうえで、買うかどうかを判断します。関連した本に注意を払うことは、まずありません。便利ではあるものの、買い物をするときのワクワク感はほとんど感じられません。他方、リアルな…