経済小説イチケンブログ

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作品紹介-7年目-207. 過疎のまち・むらを扱った作品

『向田理髪店』 - 過疎の町と将来に対する住民たちの不安

「過疎のまち・むら」というテーマで紹介される作品の第二弾は、奥田英朗『向田理髪店』(光文社文庫、2018年)。北海道の中央部にある苫沢町は、昭和30年代には人口8万人を超える日本有数の炭鉱都市でした。ところが、石炭から石油への転換が進むと、衰退が…

『いなかのせんきょ』 - 過疎の村での村長選挙は、おもしろくて、悲しけり

いま、わが国が抱える最大の難題のひとつに、人口の少子化・高齢化があります。その弊害が最も深刻化しているのは、地方の市町村です。かつてはごく普通に提供されていたさまざまな行政サービスの多くが縮小されたり、廃止されたりしています。雇用機会が減…