経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

作品紹介-4年目-106.地域金融機関を扱った作品

『読むだけでお金の増やし方が身につく 京都かけだし信金マンの事件簿』 - 地域密着型金融機関のあり方

「地域金融機関を扱った作品」の第三弾は、菅井敏之、お金総合研究所『読むだけでお金の増やし方が身につく 京都かけだし信金マンの事件簿』(アスコム、2017年)です。地域密着型の金融機関の代表格でもある信用金庫が舞台。京都ならではの商慣習に戸惑いつ…

『小説 火ノ国銀行 第2弾 パニックバンク』 - 地銀権力者が生み出す「負の連鎖」

「地域金融機関を扱った作品」の第二弾は、中村仁『小説 火ノ国銀行 第2弾 パニックバンク』(兼六館出版、2011年)です。九州中央部を地盤とする「火ノ国銀行」を舞台に、独裁者として君臨し、「負の連鎖」を引き起こすことになる男の「悲しい性」が浮き彫…

『ローカルバンカー』 - 地域金融機関の実態と「あるべき姿」! 

2022年3月8日~3月22日の本ブログにおいて、全国展開からさらにはグローバルな規模での事業展開を行っているメガバンクの今日的状況を探るべく、五つの作品を紹介しました。そして、「健全な経済活動の潤滑油となる資金を供給し、企業を支え、取引先とともに…