2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
「警察官を扱った作品」の第四弾は、姉小路祐『再雇用警察官』(徳間文庫、2019年)。定年を迎えた辣腕刑事。再雇用警察官として、行方不明者の捜査に携わるなか、それまでに培った人脈と勘で難事件と向き合います。テレビ東京系列の「月曜プレミア8 ドラマ…
「警察官を扱った作品」の第三弾は、真保裕一『脇坂副署長の長い一日』(集英社、2016年)。地元出身のアイドル歌手が「一日署長」を務めることになる交通安全運動の初日。脇坂誠司副署長に次々と降りかかるトラブル・事件。長い一日を分刻みで突っ走る脇坂…
「警察官を扱った作品」の第二弾は、佐藤青南『サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻』(宝島社文庫、2012年)。行動心理学を駆使したユニークな取り調べを行う女性警察官の仕事ぶりを描いています。2020年5月~7月にテレビ東京系列で放映された「…
あなたが好きな小説は? 最近では、映画やドラマでも頻繁に取り上げられている警察小説が挙がるかもしれませんね。警察小説とは、事件や犯罪に対する警察官・刑事や警察機構・組織による捜査活動を対象とした小説のこと。いまでは、ミステリー、ハードボイル…
「ホテルを扱った作品」の第四弾は、坂木司『ホテルジューシー』(角川文庫、2007年)。しっかり者の大学二年生、ヒロちゃんこと柿生浩美。沖縄の格安ホテル「ホテルジューシー」でのアルバイトを通して心を強くし、たくましくなっていくひと夏の物語。ジュ…
「ホテルを扱った作品」の第三弾は、桂望実『総選挙ホテル』(角川書店、2016)。いまいちヤル気のない従業員たちが働く中堅ホテル。当然、売り上げも停滞。そんなホテルの社長に、現実離れした大学教授が就任することになります。新社長が行ったのは、ホテ…
「ホテルを扱った作品」の第二弾は、江上剛『ラストチャンス 参謀のホテル』(講談社文庫、2020年)。崖っぷちのホテルの再生を描いた作品。崩壊寸前の飲食フランチャイズ企業の再建を描写した『ラストチャンス 再生請負人』の続編。元エリート銀行員で、数…
旅。それは、非日常の世界に触れることで日常生活にも楽しみを作り出し、メリハリをつけてくれます。そうした人々のエンタテインメントを演出し、サポートしてくれるサービス業のひとつにホテルがあります。今回は、顧客の視点というよりは、サービスを提供…
「映画大好き人間を扱った作品」の第三弾は、原田マハ『キネマの神様』(文春文庫、2011年)。老舗の映画雑誌が運営する「キネマの神様」というタイトルのブログを舞台に繰り広げられる、「映画大好き人間」の父と娘、同社のスタッフたちによる心温かる物語…