2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧
舞台は為替、債券、株式などの金融市場。突然出現し、空売りや裁定取引、デリバティブ(金融派生商品)といった高度な手法を駆使して、集中的に投機行為を行います。マーケットを荒らし、膨大な利益をもぎ取っては去ってしまいます。それが、ヘッジファンド…
「家裁調査官を扱った作品」の第二弾は、柚月裕子『あしたの君へ』(文芸春秋、2016年)。家裁調査官になるためには、まずは裁判所職員採用総合職試験に合格することが必要です。さらに、2年間の養成課程研修を受けます。研修を受けている間は「家裁調査官補…
家庭裁判所(略して「家裁」)とは、離婚・遺産相続をはじめとする家庭内のあらゆる問題(家事事件)と少年が起こした事件(少年事件)を扱う裁判所のこと。全国に50ケ所。支部が203ケ所、出張所が77ケ所あります。家裁でいう「少年」とは、罪を犯した場合に…
「広告会社を扱った作品」の第五弾は、中村航『広告の会社、作りました』(ポプラ社、2021年)です。広告会社「アド・プラネッツ」が突然倒産することで、就職活動をする羽目に陥ったデザイナーの遠山健一と、フリーランスとして個人事務所を開設しているコピ…
「広告会社を扱った作品」の第四弾は、荻原浩『花のさくら通り』(集英社文庫、2015年)です。都心のオフィスから郊外のさびれた「さくら通り商店街」に引っ越しを余儀なくされた「ユニバーサル広告社」。生き残りをかけた活動を展開するには、地域における存…
「広告会社を扱った作品」の第三弾は、幸田真音『CC:カーボンコピー』(中央公論新社、2008年)です。主人公は、業界中堅の広告代理店「ナガサワ・アド・エージェンシー」に勤める山里香純41歳。広告業界の業務内容や仕事の仕組み、代理店に広告を依頼するク…
「広告会社を扱った作品」の第二弾は、岡康道『夏の果て』(小学館、2013年)です。著者は、元電通のトップクリエーター。1999年に日本初のクリエイティブ・エージェンシー「TAGBOAT」を創設。少年時代から始まり、電通に入社し、CMプランナー(テレビ・ラジ…
目の前に欲しいモノがいくつかあり、どれかを選ぶとします。そんなとき、決め手となるのは、商品の品質・価格・デザイン・評判など、多様です。しかし、広告もまた、判断に大きな影響を与えるのではないでしょうか? 実際、広告の良し悪しは、商品の売れ行き…
「会社のトップを扱った作品」の第五弾は、山崎将志『社長のテスト』(日本経済新聞出版社、2012年)。ベンチャー企業が火災に見舞われ、崩壊の危機に直面。対応を現場に丸投げしようとする阿部常夫社長に代わり、復旧作業を主導したのは、部長の西村健一で…