2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
「中年男性の再出発を扱った作品」の第二弾は、伊吹有喜『今はちょっと、ついてないだけ』(光文社文庫、2018年)。バブルの時代、「自然写真家(ネイチャリング・フォトグラファー)のタチバナ・コウキ」としてもてはやされた立花浩樹。ブームが終わると忘…
平均寿命が長くなったいま、40歳~50歳代は「中年」と呼ばれています。企業でいえば、幹部社員の多くを輩出する年齢層。と同時に、リストラの対象になりやすく、配置転換・左遷・転職・退職などを経験しがちな年齢層でもあります。それまでに培っていた技能…
「社長を扱った作品」の第四弾は、松村直幹『社長になれなかった男』(風雲舎、2009年)。食品トラブルがなぜ起こり、どのように推移したのか? 食品会社における危機管理や社長の役割の重要性が浮かび上がります。北海水産は、小林多喜二の『蟹工船』のモデ…
「社長を扱った作品」の第三弾は、タマヤ学校VIP4・第7班(田山敏雄監修)『社長の条件』(経済界、2006年)。行動力あり、バイタリティーあり、性格も明るく、人にも好かれる好人物の高畑博。若くして社長になった彼を待ち受けていたのは、「落とし穴」でし…
「社長を扱った作品」の第二弾は、安土敏『後継者』(ダイヤモンド社、2008年)。食品スーパー「フジシロ」の常務・藤代浩介は、能天気でゴルフ三昧の生活を送っていました。ところが、創業社長であり、父親でもある藤代浩二郎が急死。さらには、総合大型店…
社長とは、会社の業務執行の最高責任者で、会社を代表する権限を有する者。出資者として会社の所有権と経営権の同時に持っている場合は「オーナー社長」、雇われて社長になる場合は「サラリーマン社長」と呼ばれています。いずれも場合でも、経営手腕が会社…
「大災害を扱った作品」の第五弾は、鯨統一郎『富士山大噴火』(講談社文庫、2007年)。1707年の「宝永の大爆発」以来、300年以上爆発していない富士山。相当なエネルギーが蓄積されているので、もし噴火が起これば、未曾有の災害に見舞われることが危惧され…
「大災害を扱った作品」の第四弾は、柘植久慶『近未来ノベル 東京大地震2023』(PHP文庫、2012年)。東京湾直下型地震と房総沖プレート型地震が連動して起こり、東京湾に10メートルを超える大津波が発生します。想定外の事態が次から次へと起こるなかでの人…
「大災害を扱った作品」の第三弾は、高嶋哲夫『TSUNAMI 津波』(集英社文庫、2008年)。「世界中の地震の一割が集中するという日本」にあって、近い将来、高い確率で起こると言われている東海地震、東南海地震、南海地震。もしそれらの三つが連動して起きれ…