経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『バブルの帝王』 - グローバルに展開されたリゾート開発

「バブルの時代を扱った作品」の第二弾は、門間 明『バブルの帝王』(飛鳥新社、2007年)。イ・アイ・イ・インターナショナルの社長として、バブル期には「南海のリゾート王」と称され、総資産1兆円を超える企業グループを構築した高橋治則を連想させる人物…

『一瞬の寵児』 - バブルに踊らされたある人物の生き様

新型コロナウイルスで揺れた2020年。株価も値動きの激しい一年でした。12月30日に最後の取引を終えた東京証券取引所。日経平均の終値は2万7444円17銭(前日比123円98銭安)でした。年末の株価としては、1989年の3万8915円以来の高値となりました。史上最高値…

『ともにがんばりましょう』 - あなたが労働組合の執行部員になるときに

「労働組合を扱った作品」の第三弾は、塩田武士『ともにがんばりましょう』(講談社、2012年)。組合活動には、まったく関心がなかった新聞記者が労働組合の教育宣伝部長に就任。そのときの経験が具体的に描写されています。笑って熱くなれる! 組合の最前線…

『青空』 - すさまじいパワハラに苛まれた人の「最後の砦」

「労働組合を扱った作品」の第二弾は、井上文夫『青空』(新日本出版社、2016年)。上司たちのすさまじい「いじめ」や「パワハラ」に苦しみながらも、懸命に働き続けようとする、契約制客室乗務員の能見葉月。そんな彼女に「助け舟」を出したのは、圧倒的多…

『労働貴族』 - 労働組合を牛耳った権力者が会社の経営を歪める! 

多くの企業において、労働者の雇用・権利を守り、労働条件の改善のために活動する組織として、労働組合があります。産業や職種などで組織される欧米型の労働組合とは異なり、日本では、メインとなるのは企業別労働組合です。そして、企業レベルでは対応でき…

『DREAMER ドリーマー』 - 宝塚歌劇団の登場

「はじめて物語を扱った作品」の第三弾は、宮徹『DREAMER ドリーマー~阪急・宝塚を創り、日本に夢の花を咲かせた男~』(WAVE出版、2014年)。阪急・宝塚を創り、阪急東宝グループの創設者として知られている小林一三の生涯を描いた作品です。宝塚の創設は…

『カラオケを発明した男』 - カラオケの登場

「はじめて物語を扱った作品」の第二弾は、大下英治『カラオケを発明した男』(河出書房新社、2005年)です。いまでは、非常に多くの人にとって最も大好きな趣味・娯楽になっているカラオケ。国内のみならず、世界中の人々にも深く愛されています。そのカラ…

『外食王の飢え』 - ファミレスの登場

新しいモノやサービスが初めて登場するとき、世の中の人はどのような反応をしてきたのでしょうか? 非常に多くの人たちの反応は、けっしてポジティブなものとは言えませんでした。端的に言えば、反対するか、もしくは無視するかのどちらかだったのです。新し…

2021年新春

新年、あけましておめでとうございます。2020年は、新型コロナウイルスで明け暮れた一年でした。新しい年の始まりに際して、一番に祈念すべきことは、今年の場合、やはりコロナ禍からのできるだけ早期の脱却でしょうか! 「経済小説イチケンブログ」の運営者…