経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

作品紹介-6年目-200.はじめて物語

『蔦屋』 - 江戸時代に新企画の発掘に挑み続けた出版人

「はじめて物語」の第三弾は、谷津矢車『蔦屋』(学研パブリッシング、2014年)です。今年のNHK大河ドラマは、『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』。横浜流星さん演じる主人公・蔦屋重三郎は、江戸時代の出版人。芸術家・作家の才能を発掘した「プロデューサー」…

『菓商 小説 森永太一郎』 - 「日本初の洋菓子製造」に挑む

「はじめて物語」の第二弾は、若山三郎『菓商 小説 森永太一郎』(徳間文庫、1997年)。エンゼルマークで知られている森永製菓。その創業者で、「キャラメル王」と称された森永太一郎の一代記。艱難辛苦の連続だった彼の生涯、後世に伝えられるべきさまざま…

『黄金の刻 小説 服部金太郎』 - 「国産初の腕時計」に挑む

新年あけましておめでとうございます。あなたにとって、2025年が良い一年になることを願いながら、おもしろい経済小説・お仕事小説の紹介を続けていければと思っています。今年もまた、午前9時から午後5時までは、「仕事+趣味」の時間と位置づけ、なにかを…