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2023-08-10から1日間の記事一覧

『森崎書店の日々』 - 「決して忘れ得ぬ、大切な場所」

「古書店を扱った作品」の第二弾は、八木沢里志『森崎書店の日々』(小学館文庫、2010年)。小さな古書店がずらっと軒を構える「本の街・神保町」が舞台。恋人と仕事を失い、失意のどん底に陥った貴子が、その地で中古本を販売する「森崎書店」を営む叔父の…