経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

作品紹介-1年目-11.食べ物を扱った作品

『和菓子のアン』 - 和菓子の魅力と奥深さをあなたに! 

「食べ物を扱った作品」の第三弾は、坂木司『和菓子のアン』(光文社文庫、2012年)です。 和菓子には関心も知識もなかった18歳のアンちゃんが、デパ地下の和菓子屋で働くなかで和菓子の魅力と和菓子屋の店員としての働きがいを見出していきます。 [おもしろ…

『ヴルスト!ヴルスト!ヴルスト!』 - ヴルスト(ソーセージ)作りの奥深い世界

「食べ物を扱った作品」の第二弾は、原宏一『ヴルスト!ヴルスト!ヴルスト!』(光文社文庫、2016年)です。還暦目前のオヤジと中途半端な生き方を変えようとする青年がヴルスト(ソーセージ)作りに精魂を傾ける姿を描いています。 [おもしろさ] ヴルスト…

『めんたいぴりり』 - 博多名物「辛子明太子」の誕生物語

寒くもなく、暑くもない。一番過ごしやすい時期ですね。このようなときには、好きなものを食べてみたくなるものです。しかし、同じものを食べるとしても、その食べ物のことをよく知っている場合とまったく知らない場合とでは、味わい方にそれなりの差が出て…