経済小説イチケンブログ

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作品紹介-5年目-168. 堂場瞬一の『メディア三部作』

『社長室の冬』 - 日本新報の外資への売却交渉の中で

「堂場瞬一の『メディア三部作』」の第三弾は、『社長室の冬』(集英社、2016年)です。日本新報の社長室に異動した南康祐。取材とはまったく関係のない部署に移ってまだニケ月目。仕事にはなじめていません。ところが、同社の外資への売却話が進むなか、推…

『蛮政の秋』 - 一通のメールからあぶり出される「政治家の闇」

「堂場瞬一の『メディ三部作』」の第二弾は、『蛮政の秋』(集英社文庫、2018年)です。東京本社社会部で働くようになった新聞記者・南康祐と野党・政友党の国会議員・富永卓生。両者のもとに届いた、「50人もの政治家に対するIT企業による現金のばらまき疑…

『警察回りの夏』 - 「誤報」から始まる「メディア三部作」

スポーツ小説や警察小説の分野で数々のヒット作を出している堂場瞬一。そんな作者が若き新聞記者・南康祐を主人公にして、時代の荒波に揉まれて揺れ動いている新聞社が直面している課題・難題に真っ正面から挑んだ作品を上梓されています。『警察(サツ)回…