作品紹介-5年目-166.銀行を扱った作品
「銀行を扱った作品」の第五弾は、須崎正太郎『銀行ガール 人口六千人の田舎町で、毎日営業やってます』(一迅社、メゾン文庫、2019年)です。地方銀行である神山銀行の光瀬町支店で営業として働いている五十嵐吟子24歳の日々が描写されています。義理人情と…
「銀行を扱った作品」の第四弾は、池井戸潤『アキラとあきら』(徳間文庫、2017年)です。零細工場経営者の息子である山崎瑛(あきら)と大手海運会社・東海郵船経営者の御曹司である階堂彬(あきら)。生まれも育ちもまったく異なるふたり。お互いに運命を…
「銀行を扱った作品」の第三弾は、池井戸潤『オレたち花のバブル組』(文春文庫、2010年)。1988年から92年に就職した「バブル入行組」の「特別な思い・屈託」と、「団塊の世代」に対する怒り・悪戦苦闘を描いた半沢直樹シリーズの第二弾。いったん失われて…
「銀行を扱った作品」の第二弾は、横幕智裕(原作:周良貨、能田茂)『監査役 野崎修平』(集英社文庫、2018年)です。「銀行は晴れの日にムリヤリ傘を貸し、雨が降ったら取り上げる」という言葉通り、「貸し剥がし」や「貸し渋り」は、銀行の姿勢を厳しく批…
経済小説の対象となる業界で、非常に多く取り上げられているのが銀行です。それは、経済活動のなかで、きわめて重要な地位を占めています。当然の結果かもしれません。もっとも、バブル崩壊後の銀行は、企業や個人にとって「頼りがいがある」存在だとは言え…