経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

作品紹介-3年目-70.非正規労働者を扱った作品

『その名もエスペランサ』 - 「派遣のプロ」をめざすヒロインの「お仕事生活」

「非正規労働者を扱った作品」の第三弾は、徳永圭『その名もエスペランサ』(新潮社、2014年)。「自分は派遣という形が性に合っている」と考えているヒロインの派遣社員・本郷苑子の心の葛藤や仕事に対する姿勢が浮き彫りにされています。 [おもしろさ] 派…

『小説・非正規』 - 非正規労働者のリアル

「非正規労働者を扱った作品」の第二弾は、北沢栄『小説・非正規 外されたはしご』(産学社、2016年)です。大手外食チェーン、世界的な自動車メーカー、年金機構、学校、メガバンクなどにおける非正規労働者のリアルが描写。低賃金・使い捨てという過酷な労…

『バルス』 - 非正規労働者に依存する雇用制度の「危うさ」

総務省の「労働力調査」によると、2018年における非正規雇用者数は2165万人。比率は38.3%になっています。非正規雇用には、嘱託社員、期間従事者、パートタイム労働者、派遣労働者、請負労働者などが含まれます。彼らの大半は、自らの意志や希望に合う形で…