経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

作品紹介-3年目-65.マネーロンダリングを扱った作品

『突破口』 - マネロンの捜査はこのように! 

「マネーロンダリングを扱った作品」の第三弾は、笹本稜平『突破口 組織犯罪対策部マネロン室』(幻冬舎文庫、2015年)。マネロンという犯罪行為を取り締まる側から描いた作品です。マネロンという経済行為を扱った経済小説であるとともに、警察の捜査活動を…

『マネーロンダリング・ビジネス』 - 損保業界ならではの「裏金づくり」

「マネーロンダリングを扱った作品」の第二弾は、志摩峻『マネーロンダリング・ビジネス』(ダイヤモンド社、2009年)。東京の大手損害保険会社と、テキサス州にある米国法人の子会社、バミューダなどのタックス・ヘイブンを舞台に、壮大なスケールでマネロ…

『マネーロンダリング』 - 多額の税金を免れたい! 

働いて稼いだおカネ。その一部は、生活に必要なモノやサービスの購入や税金の支払いなどに充てられます。金融機関に預けられたり、株式などに投資されたりすることもありえます。ごく普通に生活する人にとっては、通常のおカネの流れとは、そういうものだと…