経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

作品紹介-2年目-40.飲食店を扱った作品

『ラーメン屋の看板娘が経営コンサルタントと手を組んだら』 - ラーメン屋の再生に必要なものは? 

「飲食店を扱った作品」の第三弾は、木村康宏『ラーメン屋の看板娘が経営コンサルタントと手を組んだら』(幻冬舎、2011年)。つぶれかけたラーメン屋が経営のプロのアドバイスによってよみがえる話。ラーメン屋をほかの業態に置き換えてみると、より広く飲…

『握る男』 - 鮨屋の下働きから「外食産業の帝王」に成り上がる男

「飲食店を扱った作品」の第二弾は、原宏一『握る男』(角川文庫、2015年)。悪知恵と謀略により、鮨屋の下働きから始まって「外食産業の帝王」に成り上がっていく男の物語。「握る」という言葉には、「鮨を握る」「キンタマを握る」「人心を掌握する」とい…

『天使はここに』 - 生き生きと仕事に取り組むことのすがすがしさ

食生活には、①飲食店などで食べる「外食」、②家で素材から調理したものを食べる「内食」、③調理・加工済みの食品、惣菜、弁当などを家庭・職場・学校・屋外などに持ち帰って食べる「中食」の三種類があります。新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣…