作品紹介-2年目-58.頭取を扱った作品
「頭取を扱った作品」の第三弾は、浜崎裕治『実録 頭取交替』(講談社、2014年)。ある地方銀行を舞台に繰り広げられる熾烈な権力抗争が描かれています。著者は、山口銀行で新宿支店長、大阪支店長、北九州支店長、取締役宇部支店長などを歴任した人物。 [お…
「頭取を扱った作品」の第二弾は、橋口収『[小説] 銀行頭取』(経済界、2005年)。地方銀行の頭取に「天下り」した人物が、リーダーシップをとって行内改革に奮闘します。著者は、大蔵省の主計局長、国土事務次官、公正取引委員会委員長を経て、1984年に広島…
一般の会社でトップに当たるのが社長。ところが銀行の場合、そのトップは頭取と呼ばれています。それは、明治5(1872)年に制定された国立銀行条例において、銀行の代表者を「頭取」とすると定められたことに端を発しています。字面を見ると、「トップ=頭を…