経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

作品紹介-5年目-155.古書店を扱った作品

『森崎書店の日々』 - 「決して忘れ得ぬ、大切な場所」

「古書店を扱った作品」の第二弾は、八木沢里志『森崎書店の日々』(小学館文庫、2010年)。小さな古書店がずらっと軒を構える「本の街・神保町」が舞台。恋人と仕事を失い、失意のどん底に陥った貴子が、その地で中古本を販売する「森崎書店」を営む叔父の…

『古書カフェすみれ屋と本のソムリエ』 - 本と料理で、お客様の人生を見つめ直す

ネットで本を買う人が増えている昨今ですが、リアル書店の魅力にも捨てがたいものがあります。買いたい本を探し求め、ついに巡りあったときの喜びはひとしお。内容や構成を確かめたり、本の装丁を楽しんだりしたうえで、買うかどうかを決めることができます…