経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

作品紹介-1年目-30.社会保障を扱った作品

『パレートの誤算』 - 生活保護の最前線で起こっていること! 

「社会保障を扱った作品」の第二弾は、柚月裕子『パレートの誤算』(祥伝社、2014年)。社会保障の重要な一角を担う制度に、生活保護があります。この本は、生活保護の実態をリアルに描いた経済小説であるとともに、生活保護の最前線での激務を担うケースワ…

『社会保障クライシス』 - 孫の世代にもつながる社会保障改革とは? 

いま、政府レベルでの最重要課題として注目されているものに、「すべての世代が安心できる全世代型社会保障」の充実があります。先月まとめられた全世代型社会保障検討会議の中間報告で打ち出されたひとつの柱は、高齢者の就労促進などによる社会保障の「支…