経済小説イチケンブログ

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作品紹介-4年目-117.家裁調査官を扱った作品

『あしたの君へ』 - 家裁調査官補の成長物語

「家裁調査官を扱った作品」の第二弾は、柚月裕子『あしたの君へ』(文芸春秋、2016年)。家裁調査官になるためには、まずは裁判所職員採用総合職試験に合格することが必要です。さらに、2年間の養成課程研修を受けます。研修を受けている間は「家裁調査官補…

『家裁調査官・庵原かのん』 - 非行少年に厚生の道筋を! 

家庭裁判所(略して「家裁」)とは、離婚・遺産相続をはじめとする家庭内のあらゆる問題(家事事件)と少年が起こした事件(少年事件)を扱う裁判所のこと。全国に50ケ所。支部が203ケ所、出張所が77ケ所あります。家裁でいう「少年」とは、罪を犯した場合に…