経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

作品紹介-3年目-86.旅館を扱った作品

『今日から仲居になります』 - 老舗旅館で出会う「おもてなし」

「旅館を扱った作品」の第三弾は、中居真麻『今日から仲居になります』(PHP研究所、2016年)。老舗旅館を舞台にした新人仲居の奮闘記。仲居・旅館業を扱ったお仕事小説でもあります。「本物のおもてなし」とはなにか! 「この世界に楽な仕事はない。だけど…

『会社再生ガール』 - 老舗旅館の再生に挑む企業再生プランナー

「旅館を扱った作品」の第二弾は、田中伸治『会社再生ガール』(青月社、2010年)。再建という美名のもと旅館の転売で大儲けをしようとするコンサルティング会社と、それに対抗して旅館の存続を図ろうとするコンサルティング会社との攻防劇が描かれています…

『万事オーライ』 - 「別府観光の父」と呼ばれた男

コロナ禍で大きく抑制されているヒトの移動。とはいえ、それは、人々の生活を維持していくうえで欠かせない経済活動のひとつです。移動の目的は、娯楽、食事、仕事、旅行・観光など、多様です。一日で完結しない場合や遠隔地に移動する場合は、宿泊が必要に…