経済小説イチケンブログ

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作品紹介-2年目-49.起業を扱った作品

『セカンドステージ』 - 主婦に代わって、家事を代行してくれる会社

「起業を扱った作品」の第四弾は、五十嵐貴久『セカンドステージ』(幻冬舎文庫、2014年)。主婦として子育てと家事で苦労したという自らの経験が起業の動機になっています。マッサージ師と家事代行を派遣するという会社を起業したのは、二人の子どもを持つ3…

『ヒールをぬいでラーメンを』 - 起業への起爆剤は「憎しみ」! 

「起業を扱った作品」の第三弾は、栗山圭介『ヒールをぬいでラーメンを』(角川春樹事務所、2019年)。大手IT企業に勤めていた門坂有希は、突然のクビ宣告で茫然自失に。でも、自分を捨てた社長を見返すべく、ラーメン店を起業します。構想から開店までの全…

『トレジャー』 - 起業するときに不可欠なメンターの存在とは? 

「起業を扱った作品」の第二弾は、犬飼ターボ『トレジャー 成功者からの贈り物』(飛鳥新社、2010年)。働きがいを感じることなく、悶々とした日々を過ごしていた会社員の男性が、メンター(助言をくれたり指導してくれる人)のアドバイスのもと居酒屋を立ち…

『風のマジム』 - 沖縄の風に吹かれて育ったラム酒の製造会社を

かつての日本には、入社した会社で定年まで勤めるという「終身雇用」が幅を利かせていました。ところがいま、働き方が多様化してきています。また、自分自身の「働き方」を模索するなかで、転職や起業を経験する人も多くなっています。起業には、個人事業主…