経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

作品紹介-3年目-78.アスリートを扱った作品

『ひまりの一打』 - プレイヤーとキャディというタッグを通して

「アスリートを扱った作品」の第三弾は、半田畔『ひまりの一打』(集英社文庫、2021年)。プロゴルファー・中原ひまりのゴルフに対する考え方・思い入れを軸に、女子プロの世界、コーチ・キャディというタッグのあり方、スポンサーとの関係、ライバルとの駆…

『ゲームセットにはまだ早い』 - 野球のクラブチームの実態! 

「アスリートを扱った作品」の第二弾は、須賀しのぶ『ゲームセットにはまだ早い』(幻冬舎文庫、2017年)です。新潟県で町おこしの一環として創設されたばかりのクラブチーム「三香田ヴィクトリー」が舞台。チームを構成する監督・キャプテン・選手・マネー…

『独走』 - 「金メダル倍増計画」が問いかける! 

まもなく開会式を迎える東京オリンピック。世界中のトップアスリ-トが集うこの大会は、本来ならば、世界中の多くの人々の関心と声援の的になるはずのものでした。ところが、コロナ禍の影響で、なんとなく盛り上がりに欠けています。戸惑いを感じている方も…