経済小説イチケンブログ

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作品紹介-5年目-150.女性記者を扱った作品

『細胞異植』 - 取材との格闘の末に! 

「女性記者を扱った作品」の第二弾は、仙川環『細胞異植』(新潮文庫、2014年)。大日新聞北埼玉支局に赴任した記者・長谷部友美の成長物語。「馬力もある。少なくとも、プライベート優先でなるべく効率的に仕事をしたい最近の若いもんとは、目つきも気構え…

『吠えろ! 坂巻記者』 - わがままな上司との葛藤の末に! 

新聞記者の仕事は、世の中の情報を人々に正しく伝えること。そのためには、綿密な取材・調査・学習などを通し、エビデンスを明確にしたうえで記事を書くことが求められます。ところが、取材相手が常に協力的かと言うと、けっしてそうではありません。触れら…