作品紹介-5年目-165.クリニックを扱った作品
「クリニックを扱った作品」の第三弾は、坂木司『シンデレラ・ティース』(光文社文庫、2009年)です。「小さい頃から、歯医者なんて大っ嫌いだった」。「キーンと耳ざわりなドリルの音! 私は今でもあの音を聞くと、右の奥歯がつきんと痛むような気がする」…
「クリニックを扱った作品」の第二弾は、近藤史恵『カナリヤは眠れない』(祥伝社文庫、2020年)です。「本人に治す気がなけりゃ、おれのできることなんてほんの少しや」と言うのは、合田接骨院の合田力。それに対し、「患者さんを治す気にさせるのも先生の…
心身になんらかの異常が生じたとき、お世話になる医療機関。突如発生し、短期間に重症化するリスクが高い急性期疾患の場合、「病院」での治療になるのが通例のケース。ところが、軽い病気やケガ、あるいは、症状は落ち着いていたとしても、引き続き治療が必…