経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

作品紹介-3年目-69.スーパーを扱った作品

『県庁の星』 - 役人根性全開の県庁職員がスーパーを改革

「スーパーを扱った作品」の第三弾は、桂望実『県庁の星』(小学館、2005年)。役人根性全開の県庁のエリート職員・野村聡が、研修先である田舎のスーパーの構造改革を図っていくことに。2006年2月に公開された映画『県庁の星』(出演者は織田裕二さんと柴咲…

『砂の王宮』 - 「流通王」となった男の栄枯盛衰

「スーパーを扱った作品」の第二弾は、楡周平『砂の王宮』(集英社、2015年)です。戦後の闇市のなかから度胸とカンで生き抜き、薬屋からやがてスーパーマーケットの「誠実屋」を創業し、日本有数の「流通王」として君臨することになる塙太吉の生涯が描かれ…

『小説スーパーマーケット』 - 知られざるスーパー業界の内幕

食料品をはじめ、生活に必要なさまざまな品物をワンストップで、しかも手ごろな価格で買い求めることができる小売店と言えば、多くの人はスーパーマーケットを思い浮かべるのではないでしょうか? アメリカでは、1930年頃に早くも出現しているのですが、日本…