経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

作品紹介-4年目-118.ヘッジファンドを扱った作品

『黄金の稲とヘッジファンド』 - 「世界最大のヘッジファンド」のジレンマ

「ヘッジファンドを扱った作品」の第二弾は、波多野聖『黄金の稲とヘッジファンド』(角川文庫、2021年)。国内で最大級のヘッジファンドと称される金融機関があります。農業協同組合、森林組合、漁業協同組合の系統中央機関の役割を有する金融機関である農林…

『小説 ヘッジファンド』 - デリバティブを駆使する「現代の相場師」

舞台は為替、債券、株式などの金融市場。突然出現し、空売りや裁定取引、デリバティブ(金融派生商品)といった高度な手法を駆使して、集中的に投機行為を行います。マーケットを荒らし、膨大な利益をもぎ取っては去ってしまいます。それが、ヘッジファンド…