経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

作品紹介-3年目-74.労働基準監督官を扱った作品

『ディーセント・ワーク・ガーディアン』 - 「まっとうな仕事ができるように」

「労働基準監督官を扱った作品」の第二弾は、沢村凛『ディーセント・ワーク・ガーディアン』(双葉文庫、2014年)です。「労働基準関連法規に一点の違反もしていないと胸を張れる事業主は、めったにいない」という現実と格闘する労働基準監督官のリアルを描…

『労働Gメンが来る!』 - 彼らの「生の声・思い・表情」が浮き彫りに

昨今、大きくクローズアップされている国家的課題の一つに「働き方改革」があります。厚生労働省の定義にしたがえば、それは「働く人びとが個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を自分で選択できるようにするための改革」とされています。背景にあるのは、…