作品紹介-1年目-19.俳優を扱った作品
「俳優を扱った作品」の第四弾は、川端裕人『声のお仕事』(文藝春秋、2016年)です。人気があり、身近に感じてはいるが、知らないことの多い声優の世界を描いたお仕事小説。アニメファンの目には、まさに「アイドル」である声優の核心に迫ります。 [おもし…
「俳優を扱った作品」の第三弾は、伊吹有喜『カンパニー』(新潮社、2017年)。カンパニーとは、バレエ団のこと。職場で自分の存在価値を見失いそうになっている二人の人物を通して、バレエの魅力とダンサーの心の内が描かれています。 [おもしろさ] 踊れな…
「俳優を扱った作品」の第二弾は、中山可穂『男役』(角川書店、2015年)。宝塚歌劇団とタカラジェンヌをモデルにした、中山可穂版「オペラ座の怪人」ともいうべき作品です。同じ著者の手による姉妹版として、『娘役』が刊行されています。 [おもしろさ] 男…
8月末とはいえ、まだまだ暑い日が続いています。でも、たとえ厳しい暑さのなかでも、非日常的な世界をつくりだし、多くの人々に楽しいひとときを演出してくれる人たち。そうした人たちを最も身近に感じられる仕事に、俳優業があります。そこで今回は、「俳優…