経済小説イチケンブログ

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作品紹介-5年目-142.殺し屋を扱った作品

『殺し屋、やってます。』 - 証拠を残さない「クールな殺し屋」

「殺し屋を扱った作品」の第二弾は、石持浅海『殺し屋、やってます。』(文春文庫、2020年)です。「やるべきことをきっちりやってこその職業」という考えの持ち主である富澤充。経営コンサルタントというオモテの稼業と殺し屋というウラの稼業をうまく使い…

『殺し屋のマーケティング』 - 「受注数世界一の殺しの会社」! 

「殺し屋」という闇稼業を描いた小説。非常にたくさん書かれています。しかし、それを「ビジネス」もしくは「仕事」と見立てた作品となると、非常に限られてくるように思われます。殺人は違法です。それゆえ、大々的に宣伝することはできません。もちろん営…