経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

作品紹介-4年目-123.弁当屋を扱った作品

『ひなた弁当』 - 自分で調達した食材で弁当を作り、路上で販売する

「弁当屋を扱った作品」の第二弾は、山本甲士『ひなた弁当』(小学館文庫、2017年)です。「自分が調達した食材を使って弁当を作り、路上で販売する」弁当屋の物語。リストラで追い詰められた49歳の男性が、本人も気づいていなかった潜在能力を見出し、たく…

『弁当屋さんのおもてなし』 - お弁当に照らし出される作り手の思いと矜持

多くの日本人が日常的にお世話になっているお弁当。その原型は、結構古い時代にまでさかのぼることができます。例えば、「幕の内弁当」は、歌舞伎などの幕間に出された弁当に由来しています。また、鉄道駅や列車内で販売される駅弁も、19世紀末には広く知ら…