経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

作品紹介-1年目-12.町工場を扱った作品

『屈折率』 - 男は女の愛情を受けることでガラス工場の再生に挑んだ! 

「町工場を扱った作品」の第三弾は、佐々木譲『屈折率』(光文社、2018年)。東京・大田区のガラス工場でのものづくりを描いています。また、その町工場を舞台に、「経営者の男性」と「ガラス工芸作家の女性」が、「屈折率」という言葉を使って、それぞれに…

『わたし、型屋の社長になります』 - 孤高で堅牢、繊細で美しいもの。その名は金型! 

「町工場を扱った作品」の第二弾は、上野歩『わたし、型屋の社長になります』(小学館文庫、2015年)です。OLだった花丘明希子(29歳)が、父親が経営していた樹脂金型の受注工場である、従業員30名ほどの花丘製作所の社長に就任。町工場の厳しい現実と向き…

『ハゲタカ外伝 スパイラル』 - 町工場の苦悩と希望

月曜日午後10時、4月15日からテレビ東京系でドラマBiz『スパイラル~町工場の軌跡~』が放映されています。玉木宏さんが、企業再生家でマジテック専務取締役の芝野健夫として毎回、熱演されています。ご覧になっている方も多いのではないでしょうか。舞台は…