経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

作品紹介-3年目-75.リコールを扱った作品

『ザ・リコール』 - たとえ欠陥があることがわかっていたとしても

「リコールを扱った作品」の第二弾は、志摩峻『ザ・リコール』(ダイヤモンド社、2006年)です。たとえ欠陥があることがわかっていたとしても、リコール隠しを押し進めようとする自動車メーカーを軸に、大手損害保険会社、甘い汁を吸おうとする暴力団などの…

『空飛ぶタイヤ』 - リコールをめぐる当事者間での利害と思惑の交錯

リコール制度。設計・製造過程に問題があったとき、生産者が製品を回収して無料で修理することを意味します。その目的は、事実を公表し回収・修理をすることで、事故やトラブルを未然に防止することにあります。しかし、製品に問題があったということを明ら…