経済小説イチケンブログ

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作品紹介-6年目-182.仕事を始めるを扱った作品

『新参教師』 - 不満だらけの亮太が辿り着いた先には

「『仕事を始める』を扱った作品」の第三弾は、熊谷達也『新参教師』(徳間文庫、2009年)。慣れない仕事に対する心配や不安は、なにも新入社員に限られるわけではありません。転職して新しい職場で働き始めるケースもあるからです。この場合、なにかにつけ…

『おくりびと』 - 納棺師という仕事に対する矜持が生じるとき

「『仕事を始める』を扱った作品」の第二弾は、百瀬しのぶ『おくりびと』(小学館文庫、2008年)。遺体を拭き清めることを生業とする納棺師。「現世での汚れや苦しみの一切を洗い清め、来世での功徳を願いながら心を込めて執り行います」。世間では必ずしも…

『天職にします!』 - 転職する人に寄り添う仕事を天職に 

4月と言えば、多くの新入生や新社会人が慣れない環境下で第一歩を踏み出すシーズン。初めての学校や職場に大きな戸惑いや不安も感じることでしょう。しかし、新しい出会いや期待に胸を膨らませる人も多いのではないでしょうか。今回は、新たな職場で働き始め…