経済小説イチケンブログ

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作品紹介-4年目-99.国会議員を扱った作品

『衆愚の果て』 - 新人議員が見た国会議員のリアルな生態

「国会議員を扱った作品」の第二弾は、高嶋哲夫『衆愚の果て』(幻冬舎文庫、2012年)です。半年前には「染みのついたTシャツに破れたジーンズ姿」のプータローだった男。政党が行った議員公募に応募し採用された後の選挙で当選し、衆議院議員になります。そ…

『国会議員基礎テスト』 - 「お任せ民主主義」が生み出した! 

「国会議員を扱った作品」の第三弾は、黒野伸一『国会議員基礎テスト』(小学館文庫、2020年)です。「民主主義国家」と言われている日本。しかし、テレビに出ているので投票しようと安易に決めてしまう国民。社会が不安定になったり、生活が苦しくなったり…

『決戦は日曜日』 - 政治家というお仕事って? 

衆議院と参議院の違いはありますが、国会議員とは、ルール(法律)や方向性(政策)を定めたり、税金の使い方を決めたりして、安全で暮らしやすい国にする活動を仕事にしている人のこと。国民の利害を代弁し、国の将来計画・ビジョンを示すことが求められる…