経済小説イチケンブログ

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作品紹介-5年目-147.ピアノを扱った作品

『羊と鋼の森』 - 「心が震えるような美しい音色」を作り出す調律師! 

「ピアノを扱った作品」の第二弾は、宮下奈都『羊と鋼の森』(文藝春秋、2015年)。弦の張りを調整し、ハンマーを整え、ピアノがより美しく音楽を形にできるようにする調律師。ピアニストが美しい音を出せるには、彼らの存在を欠かすことができません。高校…

『ピアノマン』 - ジャズピアニストの苦悩のかなたにあるもの! 

『エリーゼのために』という曲のよく知られた冒頭。ほんの一節ですが、学生時代の一時期、ピアノで音を出せたことがあります。とてもうれしく思った。そんな記憶があります。それ以来、ピアノに触れる機会はなく、聴くこともほとんどありません。ただ、何年…