経済小説イチケンブログ

経済小説案内人が切り開く経済小説の世界

朝日新聞に記事が出ました

2021年6月24日付の『朝日新聞』文化欄。「日本経済の盛衰 小説が映す-作家・高杉良さん 自伝的作品を刊行」というタイトルの記事が掲載されています。それは、日本を代表する経済小説作家の一人である高杉良さんの自伝的作品である『破天荒』をはじめ、デビュー作の『虚構の城』、『金融腐蝕列島』シリーズ、『雨にも負けず ITベンチャー奮闘記』などの作品を紹介したものです。それと関連して、私が取材に対して応じたものの一部が、「内部に肉薄 今は『働き方』もテーマ」という小見出しで載せられています。

取材に関する記事のなかでは、城山三郎から始まる経済小説のおおまかな流れ・歴史が解説されています。また、最近のトレンドでもある「お仕事小説」の意義についてもコンパクトにまとめられています。「頑張れば必ず報われる、という状況ばかりではなくなったにもかかかわらず、働く上では、モチベーションを維持あるいは高めたいというニーズはかつて以上に必要不可欠になっている」。お仕事小説=「働く人への応援小説」という意味がシンボリックに示される文章と言えるでしょう!