作品紹介-6年目-188.バブルの時代を扱った作品
「バブルの時代を扱った作品」の第五弾は、石川好『錬金』(新潮社、1998年)文無しの状態から、日本人の多くが「キャッシュ・ジャンキー(現金中毒患者)」になったバブルの時代、大富豪となり、バブルが終わると、再び文無しになったある男の物語。 [おも…
「バブルの時代を扱った作品」の第四弾は、北沢栄『バベルの階段』(総合法令、1994年)。不動産会社・証券会社とともに、バブルの主役を演じたのは「銀行」です。金融自由化、プラザ合意、円高、内需拡大、低金利、カネ余りと続いたのは1980年代。本書では…
「バブルの時代を扱った作品」の第三弾は、水沢溪『巨大証券の犯罪 第二部ウォーターフロント作戦』(健友館、1989年)。バブリーな株価上昇の契機となったのがNTT株の上場であったことは、しばしば指摘される通り。本書は、NDD株(NTT株がモデル)上場まで…
「バブルの時代を扱った作品」の第二弾は、森哲司『バブル・ゲーム調書』(新潮社、1992年)。バブルの絶頂期、土地の価格はうなぎのぼりに上昇。「土地ころがし」や「地上げ屋」という言葉が流行しました。日本で最初に地上げの実態を日刊紙に紹介したのは…
低成長や円安の話ばかりがまかり通っている昨今の日本経済。しかし、歴史を紐解けば、大幅な円高が進行し、好景気に多くの人が酔いしれた時代が確かにあったのです。それは、1986年12月~1991年4月の「バブル景気」(平成景気)の時期に当たります。土地も株…